【韓国留学お金の話】日本でのお金と手続き

お金の情報

こんにちは。ふなにっし~です。

先日、韓国長期留学でかかるお金をテーマに書いたのですが、社会人の場合は留学と同時に日本で合い払わなければいけないお金がありました。

それは…税金と社会保険料です!

ずっと会社にお勤めしている方は、会社がやってくれるので忘れがちになってしまうかもしれません。

ちょっとでも社会人をやってから留学に行くよ!という方は要チェックです。

会社を退職、税金の支払いをする。

まだ未成年だったり、学生の方が留学する場合は親御さんの扶養家族に入っているケースが多いと思うのですが、社会人が会社を辞めるとなると、辞めた後にもお金がかかってきます。

その大きなものが税金です!税金支払うの嫌だといって、ほっておくと税金には延滞金というものがかかってきます…のちのち余計なお金を支払わないためにも税金の手続きはすぐにやりましょう。

お給料から天引きされている税金はこちら↓

  • 住民税(都道府県税、市民税、区民税等々)
  • 所得税

一つずつ簡単に特徴をまとめました。

住民税

住民税は毎年1月1日に住民票のある市区町村が毎年1月~12月の所得に対して計算している税金で、翌年6月~翌々年5月にかけて均等割りで給与天引きされている。

6月に市区町村から1年分の住民税の明細が発行される→金額はこれでチェック。

明細は毎年5月後半~6月に市区町村から会社宛てに送られているので、直近の明細は会社からもらっているはず。

退職するときに会社に残った住民税を一括払いしてもらえることがある。(一括徴収と言います)

一括徴収は退職月や会社の人事部によってできないときもあるので、人事部に確認しましょう。

一括徴収しない場合は、市区町村から送られてくる納付書で自分で支払いをする。(普通徴収と言います)

住民税を滞納すると、クレジットカードのリボ払い並みの延滞利息がかかるので必ず納期限に収めましょう。

 

ふなにっし~は会社で給与担当をしていたことがあるのですが、住民税の明細をなくしたという人が結構いました。もしお手元に見当たらない場合は、給与明細の住民税を足してみるとか、お住まいの市区町村に問い合わせしてみると金額がわかると思います。

所得税

毎年1月~12月の所得に対してかかる税金。

給与と賞与から一旦天引きされるが、年末に1年分の所得が確定したら年末調整や確定申告で金額を確定させる。

会社を退職した場合は、一般的に年間所得が減ることが多いため、還付金が戻ってくることが多い。

年末調整をしない場合は翌年2月~3月の確定申告をする。

税務署持ち込み、郵送、マイナンバーカードを持っている人はアプリで申告可能。

留学で住民票を抜く場合は納税管理人を設定して、代理申告できる。

国税庁ホームページ・所得税、消費税の納税管理人の届出手続

納税管理人を設定した場合、本帰国後に解任届を出しておくのを忘れずに

国税庁ホームページ・所得税、消費税の納税管理人の解任届手続

退職した年に再就職しなかった場合は、いつもの年より還付金が多いケースがほとんどなので確定申告はしておきましょう!住民票の抜く場合は納税管理人を設定しておけば代理申告できます。(私は家族を設定して、確定申告の書類は自分で作って納税管理人名で税務署に郵送申告しました。)

年金と健康保険

税金のほかにも給与明細を見てみると、社会保険料というものが引かれています。

給与天引きから引き落としされている社会保険料はこちらです。

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料
  • 雇用保険料

雇用保険については会社に勤務しているときしかかからない保険料なので、特に支払いをする必要がないので割愛します。

こちらも簡単に特徴をまとめました。

年金

20歳以上、60歳未満のすべての国民が公的年金に加入する。

公的年金は3階建てになっていて、国民年金をベースに会社員と公務員は厚生年金が積み上げられている。(3階部分は企業年金、厚生年金基金、年金払い退職金など)

退職したら退職後14日以内に住んでいる自治体で国民年金に加入する手続きをとらなければならない。

2021年(令和3年)の国民年金保険料は 16,610円/月 。

国民年金をまとめて支払うと割引がある。(タイミングと支払い方に寄って割引率は異なる)

留学中に住民票を抜く場合(国内に住民票がない状態)は任意加入できる。

支払いした国民年金保険料は確定申告のときに控除対象になる。→控除明細が送られてきます。

企業型確定拠出年金がある場合は、退職から6カ月以内にiDeCoを開設して移管しないと資産が国民年金基金連合会に自動移管されてしまう。→資産運用ができない、税制優遇が受けられない、管理手数料がかかるなどデメリットがたくさん。

私は留学期間は住民票を抜いたのですが、いい歳だったのでw将来の年金受取額を考慮して、国民年金に任意加入して、一括前納しました。

国民年金は金額も結構大きいですし、年代によっても年金に対する考え方が違うと思いますので、自分にとって一番いいと思う方法で手続きしてください。

忘れがちなのが、企業型確定拠出年金の手続きです。

iDeCo口座を開設するのに時間がかかりますし、手続きの関係で会社から後日資料が来るということも多いと思います。

しかも、今はコロナ禍。簡単に一時帰国もできないので後回しにしていると期限の半年が過ぎてしまう危険があります。

期限内に移管できなかった場合の影響は60歳まで続きます!影響の大きさが半端ないです。

iDeCoは会社員もできる制度なので、移管手続きがすぐにできるように事前に預け先を決めておいたり、出発前に手続きできるよう事前準備をしておきましょう。

健康保険

退職者は一般的に会社で加入していた健康保険組合に引き続き加入できる任意加入と国民健康保険加入から選択する。(所得が少ない場合は家族の扶養に入れることもあるので確認してみる)

ただし、任意加入した場合は脱退にさまざまな条件があるので、よく調べておく。

任意加入した場合は会社の折半はなくなるので、支払い額は天引きされている金額の倍になる場合が多い。

国民健康保険に加入する場合は、所得によって金額がきまるので自治体に問い合わせると大体の金額を教えてくれる。

住民票を抜いて、日本にない状態にした場合は国民健康保険は脱退になる。毎月の保険料はかからないが日本で医療機関にかかった場合は全額実費になる。

私は日本で病院にかかることがあまりなかったので住民票を抜いて国保に加入しませんでした。一時帰国のときに検診や歯医者にかかりましたが(韓国は歯医者が高い!)そのときは実費でした。健康状態や留学期間は人それぞれなのでよく考えてきめましょう。

本帰国で注意すること

留学を終えて、日本での生活を復活させていくために本帰国のときに忘れずにやっておくことがあります。

日本入国時には必ず出入国管理局のスタンプを貰っておく

出入国管理が自動化されて、スタンプを押されなくても出入国できるようになりましたが、本帰国の時には必ず日本入国のスタンプを押してもらいましょう。

役所で健康保険や年金の手続きをするときに、パスポートを持参して入国日を証明する入国スタンプの提示が必要になります。

成田空港では「入国スタンプが必要な方はこちらへ」という案内があり、自動で入国した後に横でスタンプをもらえるようになっていました。今はコロナで入国時の手続きが増えているので、つい忘れがちになってしまうかもしれませんが入国スタンプは絶対にもらっておきましょう。

納税管理人を届け出した人は解任届を出しておく

私はこれを失念していて、翌年の確定申告時に指定口座に入金にならず、いろいろ手続きをするはめになりました。

本帰国後は納税管理人解任届をだしておかないと、還付金を本人の口座に振り込んでもらえないので、帰国したら「納税管理人解任届」を出しておきましょう。(提出か郵送)

国税庁ホームページ・所得税、消費税の納税管理人の解任届手続

まとめ(かんたんやることリスト)

社会人留学でやることリストをまとめてみました。

人それぞれ、状況や立場が違うので必ずしもこれだけで済むとは限りませんが、参考になると嬉しいです。

社会人留学やることリスト(出発前)
  • 住民税の支払いについて確認、支払い
  • 住民票を残すか抜くかを決める
  • 健康保険の手続き(住民票を抜くときは国保加入なし)
  • 国民年金の手続き(住民票を抜くときは任意加入するか)
  • 所得税の確定申告準備
  • 企業型確定拠出年金(企業型DC)の移管手続
社会人留学やることリスト(本帰国後)
  • 本帰国の日本入国時に入国審査のスタンプをもらう
  • 住民票の復活(抜いた人)
  • 健康保険の加入手続き
  • 国民年金の加入手続き
  • 納税管理人届を出した場合は解任届を提出

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