韓国でTOPIK2を受けたら大変なことになった

韓国留学

こんにちは。ふなにっし~です。

前回の記事で留学を考えている方はなるべく日本で、できるだけTOPIK5~6級を取っておくといいよと書きました。

TOPIKはもちろん韓国でも受けられますし、むしろ受験機会は日本よりも多いのですが、これが結構大変なんです…。

今回はふなにっし~自身が韓国でTOPIK2を受けた経験と、私の周り(主に韓国での正規留学を目指す中国人&ベトナム人留学生たち)の奮闘をお話したいと思います。

韓国でTOPIKを受験する

TOPIKの受験者は主に韓国語を勉強する外国人ですが、韓国でも受験することができます。

韓国国内にはたくさんの外国人がいますし、留学生の受け入れもさかんです。韓国語教員免許を持っている韓国人の先生方も情報収集のために受けることがあるようです。

韓国でのTOPIK受験の詳細は…

・試験実施=年6回(ほぼ2カ月に1回)+現在は2023年から実施されるスピーキングテストのパイロ ットテストが1回実施されている模様

・試験料金=TOPIK1は44,000W、TOPIK2は55,000W

・実施場所=韓国全土の指定会場

詳しくは韓国のTOPIKサイトに参照(韓国語サイトですが英語、中国語、日本語選択で切り替え可能)

TOPIK 한국어능력시험

まず、ログインできるように会員情報を登録したあと、受験したい時期に合わせて受験申請を行います。それができたあとにお金を支払いします。申込の流れはだいたい日本と同じです。

受験場所の一覧を見ていただくとわかるように、韓国全土、そこそこ会場はあります。

そこそこあるんですが…ね…

試験申込は人気アーティストのチケット争奪戦状態!!

さきほど書いたとおり、韓国全土に試験会場はあり、留学生や駐在員など韓国語を勉強している外国人は韓国に大勢います。

その人数と試験会場の需要と供給が全くあっていないんです!

韓国にいる外国人のほとんどはソウルや仁川、京畿道などのいわゆる首都圏で生活しています、試験は当然家や学校の近くで受けたいと考えるのは当然です。

そこで起こるのが、TOPIK2をソウルで受けようとすると人気アーティストのチケット争奪戦状態です。

試験申込開始はだいたい平日の朝9時。

この日の語学堂1時間目の授業の出席率は悪いです。なぜならみんなTOPIK申込のために授業に出ている場合じゃありません。

8時半ごろからサイトに入り、申込の手前まで待機して9時の時報と共にクリック!!

9時ぴったりなのに、待機画面が出てきます。

「あなたの前に○○名の待機者がいます。しばらくお待ちください」的なコメントがでてきて、そこからはひたすら待つしかないのですが、はっきりした待ち人数は覚えていませんが「人口5000万と言われている韓国に、そんなにTOPIK2を受けたい人間がいるのか!?」と思うほどのお待ち人数で、気が遠くなった記憶があります。

3分待機してたのに、接続が切れて画面真っ白、再度接続しなおして、5分待機、やっと取れるという具合…

そのため、みんな少しでもネットが早くつながる場所を求めて、事前にWi-Fiの状況もチェックしますし、Macではうまくいかない(現在は不明)、そもそもスマホだけでPCを持っていない学生も多いので、語学堂の共有PCは朝早くから場所とりです。

外国人の若者は遅刻、寝坊は平気!という学生が多いのですが、この日だけはみんな朝早くから学校で待機します。っていうか、起きれるんじゃん!(笑)

受験料を支払って申込完了

私は自宅(学校から徒歩10分のワンルームテル)でTOPIK申込をしたので、終わったらすぐに授業に行こうと思っていたのですが、試験申込を完了したらすでに9時半…

戦いの結果、自宅から30分程度の東国大学の会場確保ができました。もう疲労困憊…すでに1日終わったような感覚。

支払いは後で決済コードのようなものが送られてきて、そのコードは発行されたら支払いをします。学校の中の銀行で受験料をお支払いしてきました。カード決済大国の韓国ですからカード払いの選択肢もありましたが、当時選択肢が韓国国内発行クレジットカードの扱いのみだったので、面倒でしたが振込で支払を選択しました。今考えると韓国の電話番号とチェックカードがあれば韓国国内クレジットカード決済ができたと思いますが、申込で精魂果ててもはやそこまで頭が回りませんでした…

私と同じような学生は多くて、当時5級のクラスでクラスメート5人が9時10分ごろに繋がって同じ東国大学で、運悪くその日に寝坊したクラスメートはなんとソウル市内ソールドアウトということで春川に行くことに…春川ってソウルから特急乗って1時間以上ですから。検定試験でもはやプチ旅行です!春川のほかにも仁川という人もいました。

その後聞いてみたところ、もうあきらめて旅行にいくつもりで釜山を取ったという人もいたので、争奪戦の程度をわかっていただけるかと思います…

2時間目以降のクラス、もう疲労困憊の雰囲気でいっぱいでした(笑)

1回目は無事受験できたけど2回目はできなかった!

1回目のTOPIKは無事受験完了。

ですが、そのあと気になる話が。

中国人の友達が、学期休み中の帰国中に韓国にいた友達にTOPIKの申請をしたところ、一度取れたのに支払い決済コードが来なくて、問い合わせしたけれど理由がわからず試験が受けられなかったというのです。(ご存知のように中国はネット帰省があるので、万が一のことを考えて韓国でやってもらったそう)

ちゃんとソウル市内の枠が取れていることは、画面コピーやその後自分がログインして確認済みだったのに、いつまで待っても決済コードが発行されなかったとのこと。

そんなこともあるんだなあと思っていたら、私もまさかの同じ事態で2回目は受験できませんでした、

本帰国前にもう一度受けておこうと、再び争奪戦を潜り抜け、今回は第一希望の東国大学はNG、第二希望の漢陽女子大学でエントリー、確かに申込完了したのにも関わらず、原因不明で決済コードが発行されず、受験できませんでした。私は大学、大学院受験はしないので仕方ないで済みましたが、受験申請のためにTOPIKが必要な人は争奪戦を潜り抜けやっと申請完了したのに受験できないなんて事態、泣くに泣けないですよね。

私だけではなく、同じ事態が起こった人がいたということは、ソウル市内争奪戦のためになんらかのエラーが起こる可能性はあるのだと思います。

正規留学希望者は余裕を持ったTOPIK受験計画を!

申請だけでなく、韓国でのTOPIK受験はいろいろありました。

会場は大学が割り当てられているので、正門から試験会場まで30分以上かかるとか、会場の棟が見つけられないとか。ソウル市内の大学って山を切り開いている学校が多いので、急な坂道を急がなきゃいけないことが多いので絶対に事前に調べて余裕を持って行った方がいいです!(会場については日本で受験しても同じですよね)

私が受けたときは、たまたま試験官の男性がとても威圧的な方で、ちょっとでも動いた学生にカンニング疑惑をつけたりといちゃもんレベルの対応をされて、あまり気分はよくありませんでしたし、余計な緊張感がありました。

クラスメートたちの受験会場でも試験官によって当たりはずれがあったようで、時間が数分だけど早く切り上げられたとか、いろいろあったようです。人によってバラバラというのは韓国ではよくあることなのですが、ある意味人生かかった10代~20代の学生たちにはかなりプレッシャーがあったようです。

韓国でTOPIKを受ける経験は悪いことではありませんし、むしろ経験としては積んでおくといいとは思うのですが、正規留学の合否にかかわるTOPIKはできるだけ安心して受けられる環境で受験しておけば安心ですし、より本来の力を発揮できるのでは?と思います。

正規留学を希望されている方はTOPIK受験の計画は綿密に立てたうえで、日本での受験も視野に入れておくといいと思います。

ふなにっし~
ふなにっし~

新型コロナのワクチン予約をしたときと同じくらいの争奪戦でした…ほんとに人生かかっているかたは綿密な計画を勉強をおススメします~。

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