こんにちは。ふなにっし~です。
10年ほどTOPIK2を同じ会場で受けていますが、ここ数年、学生さんの受験者さんが本当に増えたなあ~と思います。
韓国留学も年々そんなに珍しいことではなくなってきましたが、これから進路を考える高校生や中学生の方でもし正規留学を考えている方はTOPIKを積極的に受験するといいと思います。
TOPIK2の受験者の変化(体感です)
私は10年ほど、TOPIK2を同じ会場でほぼ毎年受け続けていますが、受験生の様子が本当に変わったなと思います。
2010年頃の受験生は30代以降、割と年配のおじさま、おばさまが多く、当時30代半ばに差し掛かっていた私は最年少なんじゃないか?と錯覚するほどwの年齢層の高さでした。
第1次韓流ブーム(冬ソナ)から、K-POP(少女時代、BIGBANG、KARAなど)の第2次韓流ブームの中で、韓国語学習に進んだ人たちがお試しで受験する試験だったのかなと思います。
このころは韓国語コミュニティーも狭く、試験会場は見知った人が多かったですし、東京で韓国語イベントや教室の体験に行くと、カナタ韓国語学院の短期プログラムで顔見知りになった人とばったり再会!なんてこともよくありました。
おそらく2015年以降頃から、だんだんと若い層、学生層が多くなってきました。
本人確認証に学生証を提示していたり、学校で集団申込しているのか、教室の半分は同じ学校の生徒さんらしい会話も見られるようになりました。それまでももちろん韓国語を専攻している学生さんの受験はあったと思いますが、だんだんと常連のおじさま、おばさまの姿が消えていきました。お年ということもあったと思いますが、韓国語は趣味だという方たちでしたから、モチベーションも続かなかったのかもしれません。
5年くらい前に2011年に一緒に韓国語を習っていた方と電車でばったり会ったことがあったのですが、やはり韓国語はやめてしまっていました。(私より年上でしたが、結構話せていた方だったのにちょっともったいないなあとも思いました)
2018年に1年ぶりに、そして先週2年ぶりにTOPIKを受験しましたが、あいかわらずの学生さんの多さに加えて、男子学生さんがだいぶ増えたなあという印象も持ちました。(年齢層に関して申し上げますと、「私が最年長なんじゃないの!?」という雰囲気でしたw)
正規留学を視野に入れている人も増えている
今は第3次韓流ブーム(BTSをはじめとするK-POPダンスブーム)も手伝って、韓国語学習者が増えていると言われていますが、それ以外にも正規留学を視野に入れている学生さんがだいぶ増えたのではないかと思います。
かつては留学と言えば、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの欧米・英語圏がほとんどでしたし、アジアでは中国語が世界でも使用者が多いので、中国、台湾などの中華圏への留学があるくらいだったのでは?韓国語はどうしても使用者が少ないので、就職での活用も難しいし、趣味の世界という印象があったと思います。実際、私も会社で「韓国語なんて勉強してどうするの?」と言われたことが何度かありました。(その後韓国企業と取引することになって、結果的にちょっと役にたったんですけどね。人生に無駄はないですw)
2013年ごろでしょうか?韓国留学の有名インフルエンサーこりあゆちゃんがソウルのキョンヒ大学に入学し、ブログに記録してくれた頃から、だんだんと正規留学の様子が見えてきて、個人的な体感ですが2015年ごろから少しづつ韓国正規留学を目指す人が増えてきたような気がします。
こりあゆちゃんのblogはおばちゃんの韓国生活でもいろいろ参考になりました!本当にありがたかった~。なにごとも先駆者は素晴らしい!
正規留学を考えている人はTOPIKを受けよう
ところで正規留学って何?
韓国の大学や大学院に留学生として入学して、現地の学生と同じプログラムを受講するための留学。
周りは韓国人の学生、もしくは自分と同じような様々な国の留学生たち。
入学試験は留学生用の試験を受けて、合否が決まる。
VISAはD-2
ちなみに私が通った、語学堂は韓国の大学でありますが、大学付属の語学学校という立ち位置なので、正規留学ではなく、一般的に語学留学と言われます。VISAもD-4(語学研修)です。
留学生なので、当然韓国人の一般受験とは違う試験を受けて合格すれば入学ということになります。
留学生試験ならちょっとは簡単だろうと思うかもしれませんが、近年韓国の大学もより優秀な学生を求めるようで、競争が高まっているようです。2018年に語学堂の中国人クラスメートたちが大学や大学院を受験したときは、なかなか合格せず進路が決まらず焦っていました。特にSKYと言われるトップ校(ソウル大、高麗大。延世大)は日本人一人しか合格しませんでした…
韓国の大学・大学院に入学するということは、授業のベースは当然韓国語(学部によっては英語)、高い韓国語能力は必須です。
韓国語能力を客観的に示す材料としては、国立教育院が主催している韓国語能力検定(TOPIK)の成績表があります。出願時の韓国語レベル申告時に必要な学校もあります。そのため、語学堂に語学留学していても正規留学への切り替えを目標にしている語学留学生たちはこぞってTOPIKを受験します。入学試験でのレベル申告はもちろん、入学が決まった後にTOPIKのレベルによって奨学金支給対象になる学校もあるので、みんな必死で試験を受けます。
ですから、将来は正規留学を考えているという方はTOPIKを受けておいたほうがいいです。合格したらTOPIKで奨学金を貰えるかもという可能性もあるわけですから、取っておくに越したことはありません!(※学校によって違いますので、必ずしももらえるとは限りませんので希望校が決まったら各自でご確認ください※)
だいたいのレベル目安ですが、
大学入学入学レベルでTOPIK4~5級、大学院入学レベルでTOPIK5~6級くらいなのではないかと思います。(個人的には大学でも5級以上ないとついて行くのは厳しいなという印象です)
なお日本にはもう一つ、ハングル検定という韓国語の検定がありますが、これは日本の検定なので、外国で結果を提出しても認められないと思いますので注意です。(語学留学しているときに間違えている日本人学生さんいました!)
TOPIKは日本で受けておいたほうがいい
これは私の体験からですが…TOPIKはできることなら日本で取っておいたほうがいいです。
試験結果は2年間有効なので、タイミングを見て試験を受けておくことをおススメします。
なぜ!?というのは、ちょっと長くなりそうですので、また別に書きたいと思います。
一言で言いますと、
韓国でTOPIKを受験しようとすると、受験前から大変なことになる!!!ということです…
このネタだけで1回分のblogが書けてしまうくらいです…
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