ご無沙汰しております。ふなにっし~です。
毎日暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
ふなにっし~は今年の年収を上げるべく、2~3月に新しい派遣先をひたすら探し、4月から新しい派遣先に通いはじめました。
派遣先を探すにあたっての最上条件は「テレワークができること」
1カ月半のお仕事探しの末にテレワークを積極的に取り入れている企業さんに派遣されることになり、引継ぎ期間も終わり6月からテレワークと通勤を織り交ぜての勤務を開始しました!
が、ここで悩んだのは交通費。
多くの派遣会社では、テレワーク導入企業に派遣される派遣社員には日額の切符代(ICカード適用金額)×出勤日数で支給しています。ただ、実際の通勤経路と異なる金額で支給されている人が多く、ちゃんと計算しないと実学より少なくなることもしばしば。
ふなにっし~の場合、今回の派遣先は非常に複雑で、初めてJRと私鉄をいくつか組み合わせたルートで支給されています。なぜか最寄り駅利用ではなく、なんなら1駅歩くくらい遠いのに支給額は実際の経路より数十円高いというパターン。
今まではJR+バスという単純な経路だったため、テレワークでも10日以上出勤するならば、休日のお出かけも入れると定期券代も元が取れるので何も考えずに定期券を買っていたのです、
が!
実際に通勤し始めて気づいたのは、定期券を購入したら損をしているということ!
なぜこんなことが起きたのか?日割り支払いと定期券代の分岐点はどこなのか?まとめてみました。
派遣社員の交通費支給はこんな感じ
まずは派遣社員の交通費支給について、ご存知ない方に簡単に説明します。
派遣会社によって細かい規定は違いますが、多くの派遣会社が「派遣会社が定めたルート(AIで計算している。と言っている)で派遣会社が定めた日数によって往復交通費×出勤日数、もしくは定期券代を支給」となっています。
このAIが試算するという通勤ルートがまた不思議で…派遣会社が交通費支給を始めた2021年と、2022年に勤務した会社は最寄り駅が同じなのに違うルートで支給されました!
しかもスタート地点が家から歩いて25分もかかる私鉄駅…
前は自宅から数分のバス停だったのに。ちなみに当時は私鉄のほうがバスより40円安かったです。(現在は70円)
ふなにっし~の派遣会社では「往復交通費×出勤日数。ただし上限は3万円まで」という決まりでしたので2022年はJ出勤が15日程度であれば、JRの通勤定期券を買って、バス代の1日80円を自腹で通っていました。10日出勤して800円程度の負担ですね。
この程度の負担と言いますが、派遣先が微妙だったこともあり、この負担さえストレスになりましたけどね。
この交通費の計算は派遣社員だけではなく正社員でも同じような試算で支給されている会社があるかもしれませんね。(前の会社は最短最安値がマストでした)
余談ですが、在宅勤務の日は1日200円の在宅勤務手当が支給されます。
なお通勤交通費は非課税、在宅勤務手当は課税なので、在宅勤務のほうが額面通りの受け取りとはいきません。
ポイントは「JR+私鉄」の乗り継ぎ
今までバス代+JR定期券代でも月に13~15日程度の出勤で元は取れていたのに、なぜ大幅に損をしてしまったのか?
ポイントは「乗り換え」でした。
今の派遣先はJRから東京メトロへの乗り換えが1回発生するのですが、その乗り継ぎが定期券の価格を押し上げていました。
調べてみたら東京メトロの定期券は日割り交通費の22日分!
22日分ということはテレワークなしの勤務体制でも月によっては元が取れないことになります。
JRの場合は大体日割り交通費の16日分なので、6日も違います。
短大卒業以来、JRしか使ってこなかったので、どの交通会社も1ヵ月の通勤定期券代は16日分くらいだろうと思っていましたが会社によって全く違うんですね…
とは言え、派遣会社の示す通勤ルートは私鉄→JR→東京メトロ某線→東京メトロ某線なので1日の支給交通費が高くなったともいえるので恩恵を受けていないわけではありませんが、これは完全に私の思い込みとリサーチ不足が招いたミスでした。
通勤定期券代の「損益分岐点」はどこ?(関東編)
いろいろ損した原因がわかったところで、思ったのは
「じゃあ、通勤定期券と普通の交通費(切符代)の損益分岐点ってどこ?」ということ。
というわけで調べてまとめてみました!
ふなにっし~は首都圏近県から東京都内に通っているので、まさに「これをもっと早く調べて買えよ!」でした…
JR東日本
1カ月定期券=往復交通費×16日分
3ヵ月定期券=往復交通費×44日分
6カ月定期券=往復交通費×73日分
JR東日本は意外と太っ腹!半年分は単純に考えると120日分が73日分!
1カ月12日以上出勤すれば元はとれる!
でも長期雇用が見込まれる方じゃないと怖いですね。あとは落とし物注意かな。
東京メトロ
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×59日分
6カ月定期券=往復交通費×112日分
対して東京メトロは全然お得感がない…
1カ月20日出勤の場合は1ヵ月定期券でも元がとれないんですね…
そのほか、東京近郊の私鉄は以下の通り。
(2023年7月調べ。料金改定等によって変動があることもありますので買う前に必ず最新情報の確認をお願いします。)
【都営地下鉄/東武スカイツリーライン】
1カ月定期券=往復交通費×20日分
3ヵ月定期券=往復交通費×56日分
6カ月定期券=往復交通費×105日分
【小田急】
1カ月定期券=往復交通費×18日分
3ヵ月定期券=往復交通費×52日分
6カ月定期券=往復交通費×97日分
【東急田園都市線/東急東横線/東急新横浜線】
1カ月定期券=往復交通費×19日分
3ヵ月定期券=往復交通費×54日分
6カ月定期券=往復交通費×101~102日分(路線によって異なるときもある)
【東武アーバンクライン線(東武野田線)】
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×59日分
6カ月定期券=往復交通費×111日分
【みなとみらい線】
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×58日分
6カ月定期券=往復交通費×110日分
ここに記載したものは代表的な首都圏の私鉄ですが、各鉄道会社によって距離など定期券代の算出方法が異なります。
距離によっては1~2日の誤差が生じることがありますので、ご購入の前には必ず自分のルートを検索しなおしてから購入するようにしてください。
その他の都市の鉄道の「損益分岐点」は?
JR東日本以外のJR各線も同じなのか?気になったので調べてみました。
【JR西日本】
1カ月定期券=往復交通費×15日分
3ヵ月定期券=往復交通費×43日分
6カ月定期券=往復交通費×72日分
【JR東海】
1カ月定期券=往復交通費×14日分
3ヵ月定期券=往復交通費×39日分
6カ月定期券=往復交通費×73日分
【JR九州】
1カ月定期券=往復交通費×14~15日分
3ヵ月定期券=往復交通費×39~43日分
6カ月定期券=往復交通費×73日分
同じJRでも会社によって微妙に違うんですね!
JRは距離によって変わるから1駅の区間が長い路線と短い路線では差がでるのかも。
ちなみに首都圏以外の大都市の主な私鉄の定期券代は
【大阪メトロ】
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×60日分
6カ月定期券=往復交通費×113日分
【名鉄名古屋線】
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×58日分
6カ月定期券=往復交通費×110日分
【札幌市営】
1カ月定期券=往復交通費×21日分
3ヵ月定期券=往復交通費×60日分
なんと、札幌は6カ月定期がありませんでした!でもどちらも東京メトロや都営と近いので、地下鉄は全体的にややお高めなのかもしれません。
番外編・新幹線の定期券は
気になる新幹線の定期券代も調べてみました。
【東京ー静岡間の東海道新幹線の定期代】
1カ月定期券=往復交通費×12日分
3ヵ月定期券=往復交通費×33日分
ちなみに名古屋で検索したところ、名古屋までの定期券代はでてきませんでした。
東北新幹線の東京ー宇都宮間も同じ計算でしたので、大体がこの日数になるのかもしれませんね。
新幹線はさすがに6カ月定期はないんですね…
(落とした時のイメージ半端なさそう…)
いかがでしたか?
ふなにっし~はとりあえずSuicaにチャージして毎日往復の切符代をICカードで支払って通っていますが、年末までの契約が正式にきまりましたので、このブログを書きながら明日からJRのみ6カ月定期を買ってもいいかなあと思い始めました。
コロナをきっかけに本格的なテレワークが始まり、コロナ明けも引き続きテレワークという方もだいぶ増えたと思います。
テレワークや毎日同じ場所に出勤しないお仕事をしている方にとって、通勤交通費の損益分岐点はとても重要な問題ですよね。
みなさんも交通費見直し時期にはふなにっし~のように安易な購入はせずに失敗しないようにしてくださいね。
少しでも得をしてハッピーなお仕事ライフを過ごしましょう!
コメント