こんにちは。ふなにっし~です。
今日の読書紹介は「「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた」(藤吉豊・小川真理子著/日経BP)です。
この本を読んだきっかけ
私は子供の頃から作文が好きで、大人になってからも無料ブログを使って通算15年ほど文章を書いています。
でも、今までは自分の書きたいことをつらつらと書いていただけでした。このブログを書くようになってから初めて「人様にうまく伝える文章とは?」と意識するようになりました。そんな時にいつもチェックしているブロガーさんがお仕事の資料を作る上での参考にとこの本を読んだと紹介していて、私も読んでみました。
どんな内容
この本はタイトルの通り、過去に文章について書かれた書籍を調査して、各書籍に書かれた読みやすい文章を書く上でのポイントをまとめた本です。
つまり、この本を読めば文章術の権威者が指摘した内容を一通りチェックできるという、優れものの本というわけです。
読む前は「こういう心構えで」とか「相手の心に訴えかける」とかいわゆる精神論の話も多いのかなと思っていたのですが、精神論よりも実務に基づいた内容でした。文章術の参考書という感じです。
あまり詳しい内容は書けないのですが、文章を書くための論理的なポイントを一つずつ挙げていき、著名な文章を例文としてあげて簡潔に解説しています。さすが文章術の本だけあって、長い解説ではなくスパッとポイントを述べた解説がまさに簡潔でとてもわかりやすかったです。
論理的なポイントを挙げて解説していきながら、ではよい文章を書くためにはどんな努力が必要かという精神論的な話も中間に入っています。たとえば「とにかく書く、たくさん書く」という項目はもちろん意味はあると思いますが、実践するこちら側としては「100本ノック」みたいな精神論的なところもありますよね。それについてもなぜやるのかという理由を書いてくれているので腑に落ちるというか、納得することができました。
この本はどんな人向けの本なのか?
文章術のベストセラーをまとめた本ですから、ズバリ文章を書こうと思っている人たち全般に向けた、ターゲットの広い本だと思います。
最後のほうにビジネスメールについての項目もあったのですが、ビジネスに特化した文章を勉強したいと思っているビジネスマンにはちょっと物足りないかもしれません。
例えばプレゼン資料を作るための文章について知りたいとか、営業メールのつかみはどうしたらいいのかな?というような目的で読むとしたら、ビジネスに特化したビジネス用の文章術の本を選んだほうがいいと思います。
文章を書くことが苦手、慣れていない人への入門書、もしくはビジネスに限らず文章全般でもっといい文章を書きたいと思っている人の参考書としてとらえて読むといいのかな?と思いました。
まとめ
- よい文章を書くためのポイントが簡潔にまとめられている
- 著名な方が書いた例文を提示して解説しているのでわかりやすい
- 具体的な改善策が提示されているので、すぐに真似しやすい
- 「たくさん書く」といった精神論的なことも「どうしてこれをやるのか」という理由を付けてくれているので納得できる
- 文章を書くことに苦手意識を持っている人、慣れていない人、よりよい文章を書くために具体的な方法を知りたい人といった広いターゲットに向けて書いている
- 例えばビジネスの資料やメールなどといった専門的なものに関しては基本的な知識のみなのでビジネス書と並行したほうがいいかも。
これはどうでもいいことかもしれませんが、字の大きさが読みやすかったのも個人的にはいいなと思うポイントでした。
あんまり字が小さかったり、ぎっしり書いてあると読む気が失せてしまいますよね(笑)
気軽に読みやすいスタイルというのもポイントが高かったです。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
この本を読んでから、気をつけながらブログを書いていますが、果たして読みやすいブログになったのか!?でも続けていくことが大事だと思うのでしっかり実践して行こうと思います。
文章を書くことが必須の社会人や大学生にもおすすめです。
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