こんにちは。ふなにっし~です。
(タイトルがもりだくさんになってしまいました~)
楽天証券からまたまた改悪のお知らせが入りました。
これからSBIと楽天の2本立てで運用して行こうと思って証券口座とカードを年末に作ったばかりだったのですが、あまりメリットがなくなってしまったようです…
ポイント制度改悪のニュースと共に楽天キャッシュ決済開始のニュースも発表されていましたので、詳しく見ていきたいと思います。
楽天証券の楽天カード投信積立ポイント改悪(2022年9月から)
現在は楽天証券で楽天カード積み立てをすると、積み立て額に対して1%もらえていたポイントに条件が付きます。
ファンドの信託報酬手数料によってもらえるポイントが変わります。
年率0.4%未満のファンドは現行の1%還元からなんと0.2%還元という大幅な減!
年率0.4%以上はそのままとは言いますが、人気のファンドeMAXISSlim米国株式(S&P500)は0.0968%ですし、eMAXISSlimシリーズはすべて0.4%以下。
そもそも投信積立をしようと思っている人は、できるだけコストを抑えようとなるべく信託報酬手数料が低いファンドを選ぶ人がほとんどなのではないでしょうか?そうであればほとんどの人がポイント還元率の低下から免れないということになります。
余談ですが、私は投信はSBIでやっているので今回初めて楽天証券のHPで投信をチェックしました。楽天証券でも人気投信ランキングをだしているのですが、ひふみプラスだったり、年金積立Jグロースだったりとほとんどが1%近い手数料のファンドばかりです。SBIの人気ランキングは手数料を押さえた海外株式ファンドが多かったので、ちょっと意外でした。本当に個人投資家がこんなに手数料の高いファンドばかり買っているのでしょうか…。
TwitterなどのSNSでは米国株式や全世界株式を取り扱ったインデックスファンドの名前をよく聞くのでこのランキングは意外でした。ちなみにSBIはだいたいSNSと似たようなファンドがランクインされてますね。
楽天のポイントは楽天証券でも使うことができるので、ついたポイントで投資をしていた人も多いと思います。
0.2%しかつかないのであれば、ポイント投資できる金額もかなり減るので、楽天経済圏愛好の個人投資家にはかなり痛手と言えるのではないでしょうか。
楽天キャッシュ決済導入はどうなのか
ポイント還元率変更のニュースと一緒に。むしろそれよりも大々的にHPに載っていたのが楽天キャッシュ決済の導入です。
楽天キャッシュというのは楽天経済圏で使える電子マネーのようなもので、カードで買うこともできますし、楽天アフリエイトの報酬も楽天キャッシュで支払われます。
今回、楽天キャッシュを楽天証券でも使えることになるということで、投資資金にすることができるようになります。
楽天カードで楽天キャッシュにチャージすると0.5ポイント還元、その楽天キャッシュで投信積立をすると利用額に対し、さらに0.5%還元という一見するとポイント2重どりの美味しい話に見えますが…
これって、楽天カードで投信積立をしている人にとっては、ポイントはもらえるかもしれないけれど「こんな二度手間必要?」と思いませんか?(あくまで個人的見解です)
もう一つ気になるのが、楽天キャッシュは現金化できるプレミアム型と楽天市場や楽天キャッシュ加盟店でのお買い物のみに使える基本型の2種類があります。
楽天証券ではどちらの型も投信積立に使えるのでしょうか?同じグループなのでおそらく両方使えると信じたいですが、もしプレミアム型しか積み立てに使えないというような場合、間違えて基本型にチャージしたら買い物で使うしか方法がありません。(慣れないと結構間違えがちです)
(現在、楽天証券のAIチャットに楽天キャッシュは型の種別に関係なく使えるのか問い合わせしていますがまったく返事が返ってきません(笑))
一見、お得に見える構図ですが、ここ最近の楽天グループのポイント還元率改悪を見ていると、ここもすぐに改悪されそうだなと思っています。ポイントなので企業が突然変更することは受け入れるしかないのですが、いままでポイント優遇が大きなポイントだっただけに、一度改悪が続くとかなり疑心暗鬼になりますよね…
多岐にわたる業種に手を広げすぎると…
昨年末より立て続けに改悪が発表されている楽天証券ですが、一説には楽天モバイルがグループ全体の足を引っ張っていて、大変苦しい状況だということが言われています。
楽天グループが多岐に渡って商売をしているだけに、どれか一つがこけると関係ない他の業種にも大きく響くんだなということが改めてわかりました。
元・金融会社員だった私としては金融はできるだけ、手を広げすぎず本業に注力してもらいたいと思っています。
金融はセキュリティやシステムが命。お金がなくなるといろいろなところを削ろうとしますから、セキュリティが甘くなったりサービスが不安定になることもあるかもしれません。
そして、改悪を小出しにすることで顧客の信頼が落ちるのも気になります。金融は信頼が命です。
今の楽天グループは信頼された金融サービスを持続的に提供できるのか。個人的にはとても疑問です。できれば、サービスや資金面では業種ごとに切り分けてほしいなとも思います。
SBI×三井住友カードクレカ積み立てが追い上げる?
悪いニュースが続く楽天証券に対して、ライバルのSBIは昨年から三井住友カードと組んでカード積み立てを始めました。
こちらは決済カードの種別にもよりますが、最大で2.0%のポイント還元。またSBIから三井住友カードを申し込むと年間最大59000円分相当がもらえるというキャンペーンも行っています。
クレカ積み立てだけにつかうならば年会費無料の三井住友カード(NL)でも十分じゃないかなと思います。
ちなみに私はたまたま昔からの三井住友カードユーザーだったので、手持ちのカード(昔懐かしい女性専用カードアメティエww)で積み立てをしています。キャンペーン期間中は毎月5万円積み立てで750Ptいただきました。
三井住友カードは年会費無料であれば、セキュリティもしっかりしていますし、カードブランドもVISA・マスターですから悪くないカードだと思います。
なお、三井住友カードのほかにも高島屋ファイナンスでも投信積立ができます。
【追加】2022年2月1日に4月をめどに東急カードでの積み立ても開始するというニュースがでました。こちらは最大3%分のポイントが付与される予定とのことです。
たかがポイント、されどポイント。なによりもこう立て続けに改悪が続くとちょっと…。とはいえSBIだって他の証券会社だって、いつ制度改悪になるかわからないんですけどね。
みなさんのメリット、デメリット、手間、手数料等々よく考えて一番自分が使いやすいネット証券を見つけたいですね!
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