こんにちは。ふなにっし~です。
もうすぐ2021年も終わりですね。毎年年末には大掃除と共に、お金関連の事柄を見直ししています。
今年は今までで一番日本株の売買をしたので、本やインターネットからいろいろな情報収集をしました。その中で「損出し」という節税方法があることを恥ずかしながら初めて知りましたので初めて「損出し」をやってみました。
「損出し」ってなあに?
私は2014年から日本株投資を始めましたが、コロナショックまでは株は長期保有方針だったため、含み損銘柄も損切りせず持ち続けていました。「どうやらなかなか元に戻さないぞ。どうしようかな」と思っていたところへ、YouTubeで「損出し」という節税方法があることを知りました。
「損出し」とはどういうことでしょう。
【損出しとは】
含み損のある銘柄を一旦売却し、損失を確定させて確定利益を減らすことで税金を減らすこと。
これだけでは難しいと思うので、私がやった実際の取引で説明します。
私が持っている某社株式、取得単価は1250円ですが、現在は1070~1100円の間で株価が動いています。配当や優待があるので持ち続ける予定ですが、含み損が20000円前後になっているので「損出し」します。
①1250円の株を1095円で損失確定
1095円ー1250円=▲15,500の損失。
②翌営業日以降に1090円でもう一度同じ銘柄を買い戻す。
2021年1月~12月の間に約40万円の利益確定をしていました。ここで15,500円の損失が確定したので、実際の利益は40万ー15,500円=384,500円になります。
40万円の利益確定であれば40万円×20.315%=81,260円の税金がかかりますが、384,500円の利益になると税金は384,500円×20.315%=78,111円となりますので3,149円税金が少なくなります。
②で①で損失確定した価格より低い価格で手放したくない株を買い戻すことによって、取得単価を下げて持つことができます。
損出しのメリットとは?
損出しのメリットは何と言っても、税金が還付される節税効果でしょう。
あとはずっと気になっていた含み損が消えるもしくは、含み損の金額が減ること。ちょっと心は落ち着きます。実際は損失を確定させているので今の時点ではマイナスなんですけどね。
翌営業日以降に買戻しをすることによって、取得単価を下げることができるのもメリットでしょう。
損出しのデメリット
損出しのデメリットというと、損失確定したあとに株価が上がってしまい、買戻しができない可能性がないわけではないということだと思います。
実際に私もこの銘柄ではありませんが、まさかの翌日から爆上がりしてしまい買戻しできず、かなり焦りました。数日後に一瞬だけわずか1円だけ下がったタイミングでなんとか買戻しできました。
株価の上がり下がりは予想ができないものなので仕方ないですね。特に今みたいな(2021年12月)株価の上がり下がりが激しいタイミングではこういうことが起こるかもしれません。「損出し」するときはこういったリスクも考慮したうえでタイミングを見計らってやりましょう。
損出しするときの注意点
損出しをするときは、絶対に守るべき注意点があります。
【損出しするときに絶対守るべきポイント】
- 利益を出した年の1月~12月の間に行うこと
- 買戻しは損失確定した翌営業日以降に行うこと
12月末までに行うのは、税金の計算が毎年1月~12月の1年で計算されるからです。1月になってしまうとリセットされるので損出しできるかどうかは翌年1月~12月の利益が出るかどうかで決まります。
翌営業日以降に買戻しを行うのは、同日に損失確定と買戻しをしてしまうと取得単価が平均化されてしまい、取得単価を下げる目的が果たせなくなります。特定口座はたとえ「売り」を先にしたとしても「買い」→「売り」の順番で取引が発生したものとみなされてしまうため、取得単価が平均化されてしまいます。これはどの証券会社でも同じです。
もし1095円の損失確定と1090円の買戻しを同じ日にやったら…
(1095円+1090円)÷2=1092円←平均取得単価は1092円になってしまいます。
(損出しポイントを守って翌営業日以降に買戻しすると取得単価は1090円です)
損出しをわかりやすく説明してくれたYouTube
最後に私が「損出し」という手法を知ったYouTubeをご紹介します。
この動画を見てから、なんとな~く「損出し」の理論を知り、自分が実際にやってみて「なるほど~」と納得できました。(そしてブログを書くことにより自分の頭の中を整理しています)
ねこぜさんの説明は初心者さん用にとてもわかりやすくて勉強させていただいています!
ねこぜさんのおかげで「損出し」を学びました。ありがとうございました。
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